地域により「がざみ」という人もいる大きなワタリガニは泳ぐ事に慣れていて、陽気次第で占住地を変えていくといわれています。

ワタリガニは水温が下がることで甲羅が強くなり、身の詰まっている秋後半から夏前までが最盛期だと伝えられています。

最近までは収穫も多くて、場所にもよりますがカニと言ったらワタリガニといわれるくらい普通の食べ物でしたが、このところ水揚げ量が落ちてきたようで以前と比較すると、その姿を見る事すら少なくなっています。

とはいえ、オツな味のワタリガニはカニ通販サイトなどでも注文ができて取り寄せることが可能になったので、カニ好きとしては良い時代だなとしみじみ感じます。

塩ゆでが美味しいワタリガニは、カニ下目の内のワタリガニ科に類別される蟹の総称で、我が国においては小魚などを食べているガザミやたくさんの歯が生えているタイワンガザミを初めとする、ガザミ属を指し示す名前とされているそうです。