持ち株会社とは、複数の企業の株式を保有することによってそれらの傘下企業の経営支配をしてグループ全体の経営計画立案に関わる会社のことです。

「ホールディング・カンパニー」とも言います。

持ち株会社は傘下企業からの配当を収入源とし、自ら事業を行うことはありません。

欧米では一般的ですが、日本では財閥の復活を防ぐために独占禁止法で禁止されていました。

しかし1997年の12月に独占禁止法が改正されて、解禁となりました。

 
子会社の株50%以上を持つ親会社を持ち株会社と定義することができます。

他の会社を支配することを主な事業目的とする純粋持ち株会社、本業を行う一方で他の会社の支配をする事業持ち株会社とがあります。

持ち株会社は、不採算事業の切り離しや新しい事業の追加などをスムーズに展開出来るというメリットがあります。

持ち株会社は銀行や証券会社に多いです。(UFJホールィングス、マネックス・ビーンズホールディングス株式会社など)

また金融機関以外ではNTT、日本航空、バンダイナムコホールディングス、日本マクドナルドホールディングスなど、多数あります。

また吉野家や阪急百貨店・阪神百貨店など、持ち株会社に移行予定の会社も増えてきていて持ち株会社はこれからも多くなると予想されます。