株という言葉を国語辞典で引いてみると、まずは木や稲の株、次に草木の何本にも分かれた根元のこと、そして三番目に株式、株券のことと出てきます。

この株式、株券とは何でしょうか。

 
株券というのは、株式会社が資金調達のために発行する有価証券のことです。

会社のためにお金を出してくれた証拠として、会社は株券を発行します。

そして株を持っている人のことを株主と言い、会社の所有者と言えます。

出資の見返りとして、配当などが支払われることがありますが、これは会社が儲かっているときだけ、会社の判断で支払われるので、実は全ての株式会社が行っているわけではありません。

株式の価格は常に変動しています。
景気、円高、円安だけではなく、実に様々な原因がありますが、その動向を読んで株を買った時の価格よりも、大幅に値上がりしたときを見計らって売却すると、値上がり益が得られます。

株の取引をしている人たちのメリットはこの値上がり時の利益だと言えるでしょう。

しかし、株券の値打ちは保証されるものではなく、会社の経営状況によっては、高い価格で買った株券も、価値が0円となってしまい、儲かるどころか、元本もなくしてしまうというリスクもあります。

株を買うときには、そのことも注意しなければいけません。